労働事情を知って関東で働く

東京都は日本の首都であり、世界的にも有数の大都市です。多くの人が働く東京都ですが、経済規模、平均年収といった水準についてはご存知でしょうか。東京都の都内総生産額は93兆円となっており、世界中の都市の域内総生産額の中では最も高い生産額を誇ります。そして、東京都内での総生産額は日本の国内総生産の20％の割合を占めているほど、とても大きな経済規模を持っています。また、平均年収に関しても全国で1位であるため、給与水準も全国で最も高い都市です。

神奈川県は東京都に次いで全国で2番目の人口を持つ県です。神奈川県の総生産額は約30兆円となっており、とても高い生産額を誇る県で、この生産額はマレーシアやシンガポールといった国と同等の金額です。つまり、東南アジアの一国と同様の経済規模を持っているといえます。神奈川県の平均年収は525万円であり、これも東京に次いで全国で2番目に高い数字を持っています。しかし、物価指数が高く、物価が高い県でもあります。

埼玉県はベッドタウンとして、東京都で働きながら住む人も多く住む県です。埼玉県の県内総生産は約21兆円となっており、チェコと同等の生産額を持ちます。そして2009年から4年連続で成長を見せるなど、埼玉県は今後も期待される大きな経済規模を誇っている県です。平均年収は約477万円であり、全国で10番目に高い平均年収となっていますが、物価も同様に高いです。また、今後は少子高齢化が進むことが予想されているため、少子高齢化への対応が求められています。

千葉県は東京都と茨城県に隣接する、関東地方の北東に位置する県です。千葉県には成田国際空港や幕張メッセといった施設があり、多くの人たちが連日訪れています。千葉県の経済規模は全国で6番目となっており、その総生産額は約20兆円です。この生産額はベトナムを上回る額であり、世界レベルの経済規模ということがわかります。平均年収は約465万円で全国で10番目でありますが、物価指数もほぼ同様で全国で11番目となっています。